内分泌・代謝分野医師国家試験演習 No.39


(第113回D問題)

32歳の女性。腹痛と悪心を主訴に来院した。毎年、健診は受診しているが、これまで異常を指摘されたことはない。5日前から37℃台の発熱と咽頭痛があったが、軽い感冒と考えてそのままにしていた。昨日夜から上腹部痛と悪心を自覚し、今朝になり受診した。意識は清明。身長158cm、体重46kg。脈拍96/分、整。血圧102/58mmHg。腹部に圧痛は認めない。尿所見:蛋白(-)、糖3+、ケトン体3+。血液所見:赤血球510万、Hb15.0g/dL、Ht45%、白血球11,500、血小板27万。血液生化学所見:クレアチニン1.2mg/dL、アミラーゼ270U/L(基準37〜160)、空腹時血糖328mg/dL、HbA1c6.2%(基準4.6〜6.2)、トリグリセリド388mg/dL、LDLコレステロール58mg/dL、HDLコレステロール28mg/dL、血清総ケトン体1,885μmol/L(基準130以下)。CRP2.0mg/dL。動脈血ガス分析:pH6.99、PaCO2 22.1Torr、PaO2 83.5Torr、HCO3- 5.2mEq/L。腹部単純CTで異常を認めない。生理食塩液の輸液を開始した。次に行うべきなのはどれか。






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