感染症分野医師国家試験演習 No.128


(第116回D問題)

64歳の男性。陰囊の腫脹、発赤および疼痛を主訴に来院した。5日前から陰囊の腫脹と発赤を自覚していたが、2日前から範囲が急速に拡がり疼痛が強くなったため受診した。糖尿病のため内服治療中である。意識は清明。体温38.6℃。脈拍104/分、整。血圧96/57mmHg。呼吸数20/分。触診では陰囊から会陰、肛門周囲にかけて握雪感がみられる。血液所見:赤血球420万、Hb12.2g/dL、Ht36%、白血球15,800、血小板14万。血液生化学所見:総ビリルビン1.0mg/dL、AST63U/L、ALT32U/L、LD302U/L(基準120〜245)、γ-GT47U/L(基準13〜50)、CK290U/L(基準30〜140)、尿素窒素25mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL、血糖230mg/dL、HbA1c8.2%(基準4.6〜6.2)。陰囊周囲の所見(別冊No. 5)を別に示す。まず実施すべき検査はどれか。

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