52歳の女性。血便を主訴に来院した。3か月前に便に血液が付着していることに気付いたが、自然軽快したため受診していなかった。1週間前から再び便に血液が付着するのに気付き受診した。腹痛はなく排便回数は1回/日である。身長162cm、体 重58kg。体 温36.7℃。脈 拍72/分、整。血 圧116/72mmHg。呼 吸 数14/分。SpO2 99%(room air)。眼瞼結膜に軽度貧血を認める。腹部は平坦、軟で、腫瘤を触知しない。腸雑音に異常を認めない。直腸指診で異常を認めない。血液所見:赤血球308万、Hb8.9g/dL、Ht28%、白血球6,800、血小板21万。血液生化学所見:総蛋白6.0g/dL、アルブミン3.2g/dL、総ビリルビン0.6mg/dL、AST12U/L、ALT20U/L、LD277U/L(基準120〜245)、尿素窒素20mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL。CRP0.7mg/dL。下部消化管内視鏡のS状結腸像(別冊No.5)を別に示す。生検組織の病理診断で高分化腺癌が確認された。次に行うべきなのはどれか。